2018年も残り1ヶ月となりましたが、年が明けてからは2020年卒の新卒採用が本格的に始まりますね。すでに多くのご担当者様が、新卒採用に向けて取り組まれていることと思います。
今回、上位校学生に『人事のどこを見ているか』についてインタビューしたところ、人事の何気ない言動により、その企業に対する志望度が変化したという学生も多く見られました。中には意外な観点もあり、それらを学生の意見とともにまとめました。『自社の顔としてどういった点に気をつければいいか』を考えるための参考にお使いください。
見た目



学生への接し方


社員同士の関係


学生に対する姿勢




番外編
少しの違いでアドバイスは”マウンティング”に
僕が就活を通して関わってきた社員の中には、社会人の目線としてアドバイスをしてくれている人と、ただのマウンティングとして意見してくる人がいました。正直ここの区別は難しいですが、的確なアドバイスには、なぜその考え方だとだめなのか、どう考えてみるのが良いのかといった客観的に捉えた上での明確な根拠がありました。しかしただのマウンティングとしての意見には、根拠は全くなく、中には人格を否定してくる人もいました。この差はかなり大きく、志望度にもかなり影響しました。〈神戸大学 男性〉
入社の決め手となったアドバイスは”他社を見ろ”
僕が選考を受けた企業の中で、自社をアピールするのではなく、就活をするにあたって企業をどういった観点から見るべきかアドバイスをくれた人事がいました。どの企業の選考を受けても、自社を魅力づけするために様々なアピールをされてきましたが、アドバイスをくれた企業だけは、ミスマッチを防ぐためにも様々な企業を見た上で判断すべきだとアドバイスしてくれました。こういう会社は入社した後も一人の人間として自分を見てくれるだろうと思い、入社を決意しました。〈京都大学 男性〉
まとめ
今回のインタビューにより、学生は人事を様々な観点から見ていることが分かりました。意見は様々ですが、共通して言えることは『自分がこの企業に入社して働くイメージができるか』といった点です。中でも人間関係だったり社内での自分の立ち位置など、言葉だけでは知ることができない部分を学生は知りたがっているようです。そのため、学生が見ているポイントを意識しつつも自社の素の姿を見せてやることで、言葉では語ることができない価値を学生に提供できるのかもしれません。