短期インターン導入をご検討中の人事の皆様、こんにちは。
短期インターンの導入に際して、
- 「短期インターンって、そもそもなにやればいんだろう?」
- 「短期インターンのメリット、デメリットを知りたい!」
といった疑問をお持ちのことと思います。
どうせ導入するなら、大成功させたいですよね?
今回はそういったお悩みを、 採用方法ごとに分類し、徹底解剖してみます!
目次
短期インターンとは?
短期インターンのメリット・デメリットをお話しする前に、短期インターンの定義について説明させていただきます。
期間
- 1日〜2週間程度
近年では、学生・企業両方の都合の良さから、1dayインターンが増加傾向にあります。
ちなみに、2015年4月〜2016年3月の期間では、インターンを行った企業のうち、50%以上の企業が1dayインターンを実施しています。
学年
- 3年生がメイン
全学年参加可能の短期インターンも存在しますが、ごく少数です。
というのも、短期インターンを実施した企業のうち、インターン開催の目的を「採用活動のための母集団形成」と回答した企業が66.8%と最も多く、企業は、採用目的でインターンを開催しています。
給与
- 無給のインターンがほとんど
いわゆるビジネスコンテスト形式で行われるインターンの中には、優秀者や優秀なチームに対して賞金を払う場合もあります。
また、遠方からやってくる学生に対して、交通費や宿泊費を企業が負担する場合がほとんどです。
しかし、インターンに参加中の学生の活動に対して時給を支払う短期インターンは、ほぼありません。
業務形態
- セミナー型、ワークショップ型、見学型がほとんど
期間が1日のインターンが主流のため、実施できるプログラムも自ずと限られます。
そのため、限られた時間で学生に企業文化を理解してもらえる「見学型」や、その企業で働くに際して求められるスキルを学生に伝える「セミナー型」や「ワークショップ型」がほとんどになります。
学生の特徴
- 就職活動の一環として参加する学生が多い
学年の部分で触れましたが、ほとんどの学生は3年生になると就職を意識し始め、その一環としてインターンに参加します。
もちろん、企業側も学生との早期接触をするために、短期インターンを行っているので、両者の利害は一致していると言ってよいでしょう。
参照:2022 年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査
短期インターンのメリットとは?
次に、短期インターンを主宰する企業側から見た、 「短期インターンのメリット」を説明させていただきます。
短期だから、社員の負担が少ない!
インターンは、より優秀な人材を早期に発見しアプローチをかけるチャンスでもありますが、開催にあたって準備をするのにもある程度の時間が必要です。
時間をかけすぎてしまうと、本来の業務に支障をきたしてしまう可能性もありえますが、1dayインターンのように短い日程での開催ならば、負担もごく少ないもので済みます。
また、学生の夏休みに何回か開催すれば、同じコンテンツを何度か使い回すこともできるので、非常に効率が良いです。
より多くの学生に出会うことができる!
採用目的でインターンを開催する場合、より多くの学生を観察し、自社との適性を吟味したいと考える企業も少なくはないでしょう。
こういった目的を持った場合、短期インターンは以下の理由から非常に適しています。
1つ目は、学生も短期の方がインターンい参加しやすいという点です。
学生もより多くのインターンに参加し、企業を研究しようと思っています。
短い期間でインターンを開催することで、他の企業のインターンと開催時期が重なってしまうリスクが少なくなります。
2つ目に、短期インターンなら、一定の期間内に何度も行えるという点です。
例えば、8月の土日(8回あるとします)に1dayインターンを行うとしましょう。
1回のインターンに30名ほど呼ぶことができれば、30名×8日=240名の学生に会うことができます!
より多くの学生を集めることができれば、それだけ優秀な人材と出会える可能性も高まります。
短期インターンのデメリットとは?
短期インターンのメリットは前章でお伝えした通りですが、では「短期インターンのデメリット」はどのようなものが想定できるのでしょうか?
集客が難しい
既に学生に対して、圧倒的知名度を誇る企業ではなく、学生からの認知度が低い企業の場合は、インターン参加者の集客に苦戦します。
特に、BtoB事業を行っている会社や自社サービスを持たない企業などは、学生が企業名を耳にする機会があまりないので、魅力的なインターンシップのプログラムが必須です。
短期間では企業の良さは伝えられない!
特に、1dayインターンを開催した場合によく起こりうる現象です。
日程の都合上、実際の仕事で行われる業務とはかけ離れたプログラムを行うことがほとんどです。
せっかく開いたインターンも準備不足のために会社説明会の様相を呈してしまう場合もあります。
働いてからこそわかる仕事への誇りやサービスの意義、企業風土や働いている人の人柄など、本来学生が気になっていることが、短期インターンの場合は伝えきれないことが多いです。
それを補うために、例えばインターン後も学生と接触を保ち続けるなどの工夫が必要になってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このように短期インターンのメリット・デメリットを把握しておくことで、
- 短期インターンを行うことで、学生に伝えられる範囲
- 短期インターンを行うことでかかる時間的・金銭的コスト
の兼ね合いから、どのような短期インターンをすれ良いかが自然と浮き彫りになってきます。
また、
- 短期インターン以外の方法で、自社に合う採用方法はないのか
- そもそもインターンという手法が、有効なのかどうか
といった視点に立ち返ることもできます。
短期インターンをお考えの際は、ぜひこちらのメリット・デメリットを参考にしてみてください!