HeRmanをご覧の皆様、こんにちは!高野です。
短期インターンを採用手法として導入しようとする際、
- 「そもそも短期インターンの導入状況ってどれくらいなの?」
- 「短期インターンをしても、そこから採用につながる人材は集まるのか?」
などといった疑問をお持ちかと思います。今回はこちらの疑問に、いくつかの調査資料を用いて実態が露わになるよう、お答えします!
短期インターンの利用状況は?
まずは採用手法としての短期インターンについて説明します。
短期インターンの特徴
- 期間は1日〜2週間程度
- 見学型、ワークショップ型などの体験型プログラムが主流
- 一定期間に多くの学生に直接関わることができる
では、短期インターンの導入状況についてはどうでしょうか。
1. 短期インターンは増加傾向にある
株式会社ディスコの約1300社を対象にした調査によると、2017年4月~2018年3月までの期間に、インターンシップを実施した企業は70.8%でした。ちなみに、これは前年度の58.5%から約12.3%の増加です。その中でも大手企業では実施が72.2%と、7割にものぼります。
出典:「2019年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」<2018 年 2 月調査> |株式会社ディスコ
また、実施されたインターンシップの期間(日数)を見てみると、1日以内のインターンシップが前年度より13.7%増えており、短期インターンシップが増えてきているといえます。
出典:「2019年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」<2018 年 2 月調査> |株式会社ディスコ
2. 企業の満足度は高い
短期インターンを実施した満足度については、前年度よりも6.0%下がったものの、「質・量ともに満足」が30.4%と最も多く、 実施企業の多くが成果を感じていることがわかります。
出典:「2019年卒・新卒採用に関する企業調査-採用方針調査」<2018 年 2 月調査> |株式会社ディスコ
『短期インターンの利用状況は?』 まとめ
- 短期インターンを採用手法として利用している企業は増加傾向にある
- 満足度も高く、実施企業の多くが成果を感じている
内定者のうち、インターン参加者は何割程度か?
次に、インターンに参加した学生がどれだけ内定を獲得したか、についてです!株式会社リクルートキャリアが2017年に行った調査によると、インターンを実施した企業のうち、73.6%の企業ではインターン参加者から内定者が生まれていることがわかります。
出典:就職白書2018 -インターンシップ編-|株式会社リクルートキャリア
2016年卒に関しては66.5%、2017年卒に関しては72.5%、そして2018年卒では73.6%と、インターン参加者からの内定者数は年々増加傾向にあります。
『内定者のうち、インターン参加者は何割程度か?』 まとめ
- 短期インターン参加者から内定者を出した企業は7割超え
- 内定者のうちインターンに参加した学生は年々増加傾向
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回の調査で、現状では企業が採用活動をするにあたって短期インターンを最も重視すべきとは言い切れない結果が浮き彫りになりました。ただ傾向として、
- 短期インターンを採用手法として利用する企業の増加
- インターン参加者からの内定者の増加
が見受けられるため、これから徐々に短期インターンを採用手法として重視する企業が増えていくことも予想されます。インターンのプログラムや集客方法などがより一層多様化し、競合が激化しそうです。