【地方学生の7割が参加!】『web会社説明会』って実際どうなの?

2020年度卒業予定の学生の就職活動解禁まで1ヶ月を切り、ご多忙な日々をお過ごしの担当者さまも多いのではないでしょうか。今回は、3月から始まる会社説明会に合わせて、最近よく耳にする「web会社説明会」についてまとめました。19卒、20卒の就活生へのアンケートから得られた学生の本音や、活用事例も記載しますので、お役立てください。

そもそも「web会社説明会」とは?

「web会社説明会」とは、ライブ配信や録画済の映像を配信するという形式で行われる会社説明会です。チャット機能を使うことで、学生と人事がリアルタイムのコミュニケーションを取ることも可能です。

現在では、通常の会社説明会と並行して導入する企業はもちろん、新卒向けの会社説明会をweb上でのみ行っている企業も増加してきています。今回、弊社が行ったアンケートの中でも、63%の学生が「web会社説明会に参加したことがある」と回答しており、中でも地方在住の就活生は74%が「参加したことがある」と回答しました。

地方学生がweb会社説明会を選ぶ理由としては、

  • 交通費を削減でき、地方でも東京の企業の説明会を受けられる(長崎大学・理系・女性)」
  • 実際に説明会会場に行く手間が省けるため、他企業との時間調整がしやすい。(同志社大学・文系・女性)」

といったものが挙げられていました。「首都圏に比べて優秀な学生の競争率があまり高くない」という理由から、地方学生を採用したい企業が増えている中で、web会社説明会は欠かせないアプローチ方法だと言えるでしょう。

「web会社説明会」は今までとはターゲットが異なる

次に、企業側のメリットとデメリットを比較してみましょう。

web会社説明会のメリット

母集団の拡大を狙える

今までの会社説明会の場合、就活生がいざ「会社説明会に参加しよう!」と思っても、移動距離や金銭面といった要因や、他の会社説明会との兼ね合いによって参加できる説明会の数は限られていました。しかし、web会社説明会であればそれらの負担を削減し、より多くの就活生を会社説明会に流入させることができます。

さらに、「電車などの移動中でも説明会を見ることができ、時間を有効に使えた。(成蹊大学・文系・女性)」「少しでも興味があれば、直接説明会に足を運ぶほど志望度が高くなくても聞いてみようと思える(慶應義塾大学・文系・女性)」という声もあるように、時間があるときに気軽に参加できるため、志望度があまり高くない学生に対しても魅力づけの機会を作ることができます。

web会社説明会のデメリット

社風が伝わりづらい

やはり実際に会社に訪れて、直接話を聞くのに比べて会社の雰囲気は伝わりづらいようです。実際、「web会社説明会のデメリットは何か」という問いに対して40%の学生が「webだけでは社風や社員の雰囲気が伝わらない」という回答をしています。

ここでそれぞれの説明会のメリットとデメリットを整理してみましょう。

web会社説明会

メリット:移動距離や金銭面、日程が合わないなどの参加障壁を排除することができる
デメリット:社風が伝わりづらい

通常の会社説明会

メリット:学生に直接魅力づけをすることができる
デメリット:時間とお金をかけて参加してくれる志望度の高い学生にしかアプローチできない

それぞれのメリットとデメリットを考慮すると、web会社説明会と通常の会社説明会は、ターゲットとなる学生の居住地や志望度によって使い分けるべきものであり、そのターゲットに合わせて届けるコンテンツも変わってくるということがわかりました。

それぞれの手法のターゲット学生
web会社説明会
  • 地方在住の学生
  • 日程が合わず、直接参加できない学生
  • 自社に多少の興味はあるが、わざわざ直接は参加しない学生
通常の会社説明会
  • 関東在住の学生
  • 自社への志望度が高い学生

「web」の強みを活かしたコンテンツ例

  • キーワードは「シェアしたくなる」説明会

ライブ配信ではなくオンデマンド形式での配信の事例になります。会場費、人件費などを大幅にカットすることができるだけでなく、アニメーションやクリエイティブを活用することで、学生間の口コミやSNSで拡散させることも可能です。YouTubeで会社説明会を公開している企業も増加しているようです。
BtoBの事業を行っているために学生からの知名度が低い企業や、メーカー、インフラなどの学生から固いイメージを持たれがちな業界の企業には、特に効果的な手法かもしれませんね。

  • 匿名だからこそできるフラットな情報提供

ライブ配信の「就活生が企業に匿名で質問できる機能」を活かした例です。既存の説明会では、学生が選考への影響を気にしてしまい、本当に聞きたいことを聞けないことがあります。しかし匿名であれば、企業は学生が本当に聞きたい質問を引き出すことができ、回答次第では「深入りした質問にも正直に回答する透明性が高い会社だ」という印象を与えることができます。
今回のアンケートでも、「チャットでかなり深入りした質問までする学生がいるので、便乗して情報が得やすい。(同志社大学・文系・女性)」という意見がありました。

まとめ

web会社説明会と既存の会社説明会は、単に配信する媒体が異なるというだけではなく、ターゲットとなる学生の属性や届けるべきコンテンツが異なるということがわかりました。

web会社説明会に関してユニークな取り組みを行っている企業も多く、またweb上であれば他社の会社説明会を見ることができるので、参考に見てみてはいかがでしょうか。

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HeRman編集部

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