人事の皆様、長期インターンシップはどんな学生が応募・参加するイメージが強いでしょうか?就活生の4年生でしょうか?それとも就活を控えた3年生でしょうか?はたまた、意識の高い1・2年生でしょうか?
そして、どんな目的を持って参加するのでしょうか?
「せっかく長期インターンシップを導入しても、うちに合った学生が参加してくれるのだろうか…?」
そうです。インターンシップを導入する際、ターゲットとなる大学生の具体像が想定できていないと、せっかく学生を採用しても、お互いにミスマッチを感じてしまうかもしれません。
今回は、長期インターンシップを始める学生の具体像を解き明かしていきたいと思います!
長期インターンシップは何年生から始めるのか?
さて、まずは長期インターンシップに参加している学生を、学年という視点から見てみたいと思います。
当サイトを運営する株式会社アイタンクジャパンは、「キャリアバイト」という長期実践型インターンシップ専門サイトを運営しております。今回はこちらのキャリアバイトに登録している大学生約142,000人のデータをもとに、解説させていただきます。
下のグラフが、キャリアバイトユーザーの学年分布です。
ボリュームとして最も多いのは、3年生で37%、次点で2年生で24%、4年生20%、1年生10%という分布になっています。3年生の割合が高い要因としては、
- 就活を控えて、「働く」ということを意識し始めた結果インターンシップに参加する学生が増加する
- 大学生活に慣れ、時間を作れる余裕ができたためインターンシップという選択肢が増えた
などが考えられます。
とはいえ、就活がまだ先の1・2年生合計で全体の1/3以上の学生がインターンシップに参加する意欲があることも事実です。1・2年生は大学生活の残りにも余裕があるので、成長の伸びしろもその分大きく、しっかりと教育すれば戦力化も間違いないでしょう。
通常、新卒採用を目的として行われる短期インターンシップは3年生が対象のものがほぼ全てを占めるのに対し、 長期インターンシップでは戦力化という目的もあるため、1・2年生のインターン生を受け入れる企業も多数あります。
長期インターンシップに応募するのはどんな学生?
次に、インターンシップに参加する学生がどういった属性の傾向にあるのかを見ていきます。
長期インターンシップのポイントの一つである戦力化。一概には言えませんが、インターンシップ参加者はキャリアに対しての意識が高く、仕事に取り組む姿勢も真剣だと聞きます。スキルアップへの意欲も高いので、仕事を教える側としては、何かと重宝できるのも事実。
下の図は、キャリアバイトユーザーを出身大学別に分けたときのグラフです。
こちらのデータからわかることは、東大早慶MARCHレベルの学生が占める割合が高く、6割以上にのぼります。また関東のみならず、関西の学生も利用しており、京大・阪大・関関同立の学生も徐々に増加しております。
ポテンシャルが高く、意欲の高い学生をインターン生として採用すると戦力化までの道のりがスムーズになります。
すぐにでもインターン生に活躍してもらいたい!という人事の方にとっては、戦力化までの時間的なコストが低いことによって、長期インターンシップ導入への不安を一つ、解消できたのではないでしょうか?
また近年では、日本人の海外留学経験者や外国人留学生の採用事例も増えています。アメリカや中国などでは、長期インターンシップは一般的になっているため、 留学経験者や留学生の応募が多くなっている傾向です。
インターンシップに応募するのはどんな学生?
- キャリアバイトユーザーの6割以上が東大早慶MARCH以上
- 近年は留学経験者や留学生の採用も増加中
終わりに
いかがでしたでしょうか?
インターンシップをしている学生は、
- 3年生中心だが、1・2年生も全体の1/3以上いる
- 東大早慶MARCHレベルの学生が6割以上で、海外経験者も増加中
ということがわかりました。
長期インターンシップ導入を考えていらっしゃる人事の方、是非ご参考にしてください。