
最近こういった質問が多いので、インターンとアルバイトの違いについてまとめてみました。

インターンとアルバイトの相違点がわかる
インターンとアルバイトの共通点がわかる
目的に適した採用手法(インターンかアルバイトか)がわかる
※ここでいうインターンとは長期(1ヵ月以上)のインターンを指します。
目次
インターンとアルバイトについて
インターンについて

アルバイトについて

インターンとアルバイト相違点
1. 定型業務・否定形業務の違い
通常、インターンでは社員と同じような否定形業務を任せることが多く、仕事の進め方や裁量など成長に応じて変わっていきます。毎日同じ業務を言われた通りに続けるのではなく、自分で考えPDCAを回しながら業務に従事します。
反対に、アルバイトでは毎日同じ業務を行います。(飲食店のキッチンや引っ越しバイトなどがイメージしやすいのではないでしょうか)
2. 応募動機が明確な目標を持っている学生が多い
長期インターン生は、あえて学生の間に企業で働くという厳しい環境を選択するだけあり、目的や目標が明確です。「空いている時間にお金を稼ぎたい」というモチベーションであれば、長期インターンを選択することは少ないでしょう。
長期インターンに参加する目的とは、例えば「起業したい」「若いうちから裁量が多い環境で成長したい」「将来、新規事業に携わりたい」「社会人1年目で同期より活躍したい」などです。
仕事内容やその仕事を通じて得られるものに目を向けているため、成長角度や活躍度合いも大きい傾向にあります。
3. もともと何らかのスキルを持っている、あるいはその向上を目指している学生が多い
実はインターンを始める動機の1つに「自分のスキルを活かしたい」という理由もあります。
スキルというのは例えば、プログラミングやコーディングスキル、デザイン、Photoshop、Illustrator、CAD、留学経験を生かした外国語など多種多様にあります。
こういったスキルを机上の学びで終わらせるのではなく、実務を通してもっと上達させたい、活かしたいと考える学生が多いのです。
では、上記のような特徴がある長期インターン生は、企業の中でどのように活用されているのでしょう。また、雇用すると企業にとってはどんなメリットがあるのでしょう。続いて、長期インターン生の活用方法をご説明します。
インターンとアルバイト共通点
1. 有給かつ給与の相場はほぼ同じ
企業とインターン生が雇用関係を結んだ上で実務を任せるので、給与が発生します。金額もアルバイトを雇用する時とほぼ同額の企業が多く、時給1,100〜1,400円や日給8,800〜12,000円の間で設定している企業がほとんどです。(2021年11月現在)
在宅も可能なライター職でも、記事1本あたり3,000円〜や、時給1,050円+記事によるインセンティブなどを設定している企業が多いです。
2. 雇用保険や社会保険の加入は必要ない
雇用保険や社会保険の加入に関して、長期インターン生は雇用保険に加入することはありません。
基本的に学生は雇用保険法上の労働者ではないからです。ただし、「卒業見込証明書を有する者であって、卒業前に就職し、卒業後も引き続きその事業所に勤務する予定のもの」、つまり長期インターン期間中に内定承諾した4年生に関しては、雇用保険に加入させる事ができます。
3. フルタイムではなくシフトによる出勤
シフトに関して、長期インターン生は学生なので学業と両立させながらインターンに参加しています。
学年や学部にもよりますが、週2〜3日出勤が平均的です。
例えば、在宅でも可能な業務や作業時間的にフルタイムではなくても良い業務を任せるには最適です。
最後に
いかがでしたか?
今回は、インターンとアルバイトの違いを知ることで自社が採用する際にどちらが適しているのかイメージできたのではないでしょうか?
また、長期インターンについてさらに知りたいときは、様々な業界・職種の事例を紹介していますので、是非参考にしていただけたらと思います。