課題

新卒採用が大失敗に終わった過去、しかし若手が欲しい

福原様

元々、採用活動は中途のみでした。チームメンバーの年齢が27歳前後ばかりになってきていたので、若手を採用したいとは考えていたのですが、若手を教育できる?会話できる?など、不安な気持ちはありました。さらに数年前に新卒採用で大失敗した経験があり、新卒採用に対して踏ん切りがつかずにいました。
そこで「インターンシップはどうかな?」という話になったのです。いきなり新卒採用するのではなく、まず今の大学生がどんな人達なのか見てみたい、そんな想いからキャリアバイトでエンジニアのインターンシップ募集を開始しました。

株式会社ジャストワーク インターンシップ 導入事例

解決策

3タイプの学生を採用、社員が「教えること」を学ぶ

福原様

キャリアバイトでインターンシップを募集したところ、想定よりも学生からの応募が多くあったので、3タイプの学生を採用してみました。

①エンジニア未経験の学生
・ゼロからのスタートは大変
・しかし教えればある程度まではできる、学生に対して達成感を与えられる

②大学の授業などで少し触れたことがある学生
・エンジニアのスタートラインには立てた
・「プログラミングとは?」の理解、開発環境を整えられた

③アプリ開発経験がある学生
・学生側の満足度としては、消化不良感があった
・ただ、「開発するとはこういうことだったんだ!」という学びを与えられた
・趣味で開発することと、仕事として開発することの違いが理解できた

この3人でチームになってもらい、3ヶ月でゲームアプリ開発(簡単なシューティングゲーム)を依頼。アンドロイドアプリの開発や知り合いに依頼されて作り始めたアプリのメンテナンスなどを任せた後、通常の受託案件にアサインしていきました。
インターン生を教育するにあたって、社員についても気づきがありました。それは、名プレーヤーは名監督にならないということ。能力が高いメンバーでも教えることには向かなかったりするんですよね。学生が社員に「教わる」機会は、社員が「教えることを学ぶ」機会でもありました。会社としてはお金を払って学ぶつもりで、インターンシップ採用を機に教材なども作成しました。

株式会社ジャストワーク インターンシップ 導入事例

効果

社風とのミスマッチがなく、新卒採用よりも圧倒的に馴染む

福原様

現在は、新卒採用の選考過程で、必ずインターンシップ(約1ヶ月間で開発&成果発表会)を経験してもらい、学生にも判断してもらいます。学生が選ぶ側/企業は選ばれる側という構図は如実になってきていますね。
インターンシップを経由した新卒採用は定着率が良い傾向にあります。新卒・中途は採用後はうまくいかなかった時のリスクが大きいですが、インターンシップをすることで、受け入れる側・入社する側に「余裕」を持つことができるんですよね。新卒採用において面接した社員と働くことははほとんどないので、一緒に現場で働いて見極めた方がミスマッチが減ることは当たり前だと考えています。新卒採用に繋がった要因としては、「会社の雰囲気が良かった」「ただタスクが振られるだけでなく、教育・フィードバックがしっかりあった」など、実際に働いてみないとわからない部分が多いようです。
自社でインターンシップを経験し、自信をつけて他企業へ飛び立ってしまう学生もいます。しかし無理に新卒入社を勧める事はしません。人と会社の繋がりとして、機会があれば仕事ちょうだいね!というスタンスなので、時間が経っても飲みに行ったり、自社で行っているピザ会に参加してくれたり、いい関係が続いています。

組織活性化の観点でもインターンシップのメリットがあります。社内にいないタイプの学生を採用してみて、「こういう人が入ると、会社がこう変わる」「こういうタイプの人が社内では好かれる」と言った採用のモデルケースをリスクなく作ることができるのです。

インターンシップの受け入れで気をつけるべき点は、学生を作業者にしないこと。社員の手が足りない部分に「誰でもできる作業からインターンにやってもらおう」というスタンスでは学生にとってのやりがいや成長がなく、継続が難しくなります。教えるスタンスを取り続けること。学生が社員に質問しやすい心理的安全性を与えられる環境であることが大切です。

これからのエンジニア採用マーケットですが、人手不足により、スキルが足りなくても採用せざるを得ないケースは増えるだろうと予想しています。だからこそ、「自社は大学生インターンも戦力化させることができる仕組みを持っている」という自信と実績が大事で、これが未経験者を「成長させられる土壌」と言えるでしょう。
未経験者に教えることができなくなれば、即戦力の中途を採用する必要があります。継続的に人材を採用できる体力があればいいですが、多くの中小企業は難しいと思います。つまり、これから先に絶対起こりうる「中途採用できない」という課題を解決できるのが、今からのインターン採用になる。今すぐ必要な採用ではなく、未来の為に必要なインターン採用こそが、結果的に中途採用における優位性にも繋がっていくと考えられるのではないでしょうか。